2021.08.02

業界にもたらすメリットとは

ICTは、Information and CommunicationTechnologyを省略した言葉で、邦訳すると情報通信技術になります。
情報技術を指すITも同じような意味がありますが、ICTは情報技術に加えて、情報の伝達や共有する手段についても含まれているのが特徴です。
近年、介護業界でもICT化が注目され、業務効率化を図ることで介護難民の減少につなげられると考えられています。
日本では、少子高齢化によって要介護者が増加している一方で、介護職の人材不足が指摘されてきました。

労働力人口が不足している状況で、増加し続ける介護需要に対応するためには、ICT化によって労働環境を良好に保つ必要があるのです。
例えば、手作業による事務作業をICT化によって軽減すれば、ほかの業務をスムーズに進められるためストレスの軽減につながります。
介護記録を訪問先でタブレットやスマートフォンで入力可能になれば、業務終了後に訪問先から直帰するなどが実現できる可能性はあるでしょう。
連絡確認作業も簡単になり、ケアマネージャーが介護施設の空き状況を各施設へ電話で確認する作業も必要なくなります。

また、データ転送可能な血圧計や体温計などの機器を使えば、事務所から要介護者の健康状態を見守ることも不可能ではありません。
利用者の行動を観察するセンサーを用いて夜間の見回り業務を削減する、行動パターンの分析によって利用者を転倒させにくくするなども可能です。
介護業界のICT化は、少ない人材を効率的に稼働させ、介護職のストレスを軽減して離職者を減らす効果や、データ活用によって要介護者が自身に適した介護や医療を受けられるなどメリットが多くあります。